一人旅 2日目は佐倉からです。
7時 過ぎに目が覚め、ホテルの朝ごはんを食べます。和食中心で ヘルシーな朝ごはんでした。サービスもアットホームないいホテルでした。

昨日のうちに 博物館へ行くバスの時間は調べてあったので それに合わせて チェックアウト。
チェックアウトする直前にカードキーを部屋に入れたまま ドアを閉めてしまうという失態をやらかしましたがバスには十分間に合いました。
ホテルで読売新聞の朝刊を配っていたのでもらいました。

8時50分に JR 佐倉駅を出たバスは京成佐倉駅を経由して 博物館へ 20分くらいで到着。

博物館があくまであと20分ぐらいあったので、 佐倉城の後を見物することにしました。 そうなんです、 この国立歴史民俗博物館は佐倉城跡にあるのです。

佐倉城はあの老中 堀田さんのお城だったようで のとタウンゼント ハリスの銅像が立っていました。それ見るまで 全然知りませんでした。

明治以後が鎮台が置かれていたようで 第二次世界大戦までは 軍の兵舎としての機能を持っていたようです。

戦後しばらくはうち捨てられていたらしいのですが、 昭和30年代からここに 博物館を建てようという計画が持ち上がり 昭和40年代に完成したようです。
佐倉城跡は土塁などお城の地形もしっかりと残っていて、とても興味深い 城跡でした。


9時半過ぎ 博物館に入ります。 もう この時間でもめちゃめちゃ暑いので冷房の中でほっとします。

入場料は 600円 コインロッカーにリュックを預けて手軽になって見学をスタート。
20代の頃、一度来たことがありました。その時も面白いと思ったのですが、友人と潮来巡りの一環で立ち寄っただけだったので、 全然 時間が足りませんでした。今度行くなら是非 泊まりがけでじっくり見たいと思っていました。
昨日、貝塚で縄文文化 しっかり見たので 先史時代 古代から じっくり見ようと思います。


見てて分かったんですが この博物館は歴史に関するものが 網羅されている博物館です。
国宝 などの本物は少なくて レプリカが多いのですが 日本の歴史や世界との関わりの中 日本という視点で網羅して学ぶことができるとても良い展示方法でした。
縄文土器や 土偶 も 国宝 クラスのもののレプリカ〜例えば 稲荷山古墳 や 熊本の江田船山古墳から出てきた漢字銘入鉄剣などのレプリカ もあるし 埴輪もあるし。
言ってみれば 日本史 便覧 みたいな 資料集 みたいな、 それが展示されてるようなイメージです。 説明もとても詳しく 工夫されていて興味深し。
トーハク などは本物の国宝が置いてあり、その点は価値が高いですが、そのものが歴史の中でどんな位置付けになっているかを把握するのは知識がないと難しい。対してここは網羅しながら学べる点が良かったです。
さらに ジオラマとかもとても 精巧に作られていて 縄文時代の村の様子なども 人々の生活などが ジオラマで再現されているので子供たちが来ても分かりやすいんじゃないかなと思いました。



そんなこんなしていたら 古墳時代にたどり着くまでに2時間が経っていて、この調子では とても回りきれない!!

こまないうちに食堂に行って腹ごしらえして、後半は駆け足で全体を見て回ることにしました ジオラマなどを中心に。
中世のコーナーでは 平安京のジオラマがあり、東三条殿(藤原兼家の邸宅)の模型は去年の大河 光る君へ で散々見たものですね。 貴族の部屋に置いてある 調度類など非常に興味深かったです。 鎌倉時代になると 今度は 鎌倉の町のジオラマがあり 武士の館の模型があり これは 鎌倉殿の13人を思い出します。
映画やドラマ、小説などで 断片的に知っているものが、ずらっと並んでる そんな感覚でした。




戦国時代から江戸時代、幕末 開国 明
治 大正 そして戦争の時代 それから 現代。日本の歴史が網羅されている感覚は非常に快感です。



そしてこの博物館は歴史だけではなく 民俗の分野もあります。
民俗学の展示室もまるまる一つあるので ここも 丹念に見ていたらおそらく 1日かかるんじゃないかと思いました。
ワークショップが開かれていたり ライブラリーがあったり 近所に住んで通いたいと思いました。
結局全部見るのは諦めました。一応 全ての展示室を歩いてみました。文字通り 駆け足で。

再度バスを使って 帰路に着きました。 帰りは色々考えた結果、 JR 佐倉駅まで戻って湘南新宿ライナーで帰りました。
途中で乗り換えがあると席がなかったりとか色々面倒ですけど、佐倉 から横浜まで通しで乗れるのでとても楽でした。
さらに グリーン車に乗ったので、ますます 快適。1時間以上 JR の電車に乗る場合は グリーン車もとてもいい選択だと感じています。疲れ方が違うんですよね。
そんなわけで暑さとの戦い〜 海の日の一泊旅行を無事終えることができました。
でもやっぱり旅行はもっと 季節のいい時の方がいいですね。